新入社員を迎える準備と入社3ヶ月の指導のコツ

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4月1日まであとひと月。採用活動で会社にいい印象をもっていたのに、職場にいってみてがっかりしたという新入社員も少なくありません。希望をもって初出勤してくる新入社員を、「一緒に頑張る仲間」として迎えるには、どのようにしたらよいのでしょうか。

まずは、ちょっとした心がけから。

  • 明るく笑顔で、迎える社員から率先して挨拶する。
  • 新入社員の席を用意し、周りをきれいにしておく。

新入社員なのだから「お手並み拝見(例えば、挨拶はしっかりできるのか観察する)」ではなく、お客様を迎えるときと同じように迎えてあげましょう。お客様対応のお手本を示すことにもなります。また、席の周りが汚い、席が用意されていないだけで、歓迎されていない印象を与えてしまうので、整理整頓を心がけましょう。

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つぎは、少しのきっかけづくり。

  • 社内を一緒に挨拶にまわり、新入社員を紹介する。
  • 新入社員が使うものを一緒に準備する。(文具をそろえる、コピー機や電話の使い方を教える等)
  • 若手社員との顔合わせをし、困ったら相談するよう伝える。

新入社員に、全員の前で自己紹介させる会社は多いですが、個々の社員と新入社員が個別に挨拶する機会をつくると安心感につながります。もちろん、一度では名前も顔も覚えきれませんが、挨拶、言葉遣い、コミュニケーションの練習にもなります。また、何でもやってあげるのではなく、できる限り「一緒にやる」と、早く職場や仕事に慣れることができます。そして、何か困ったことや悩み事を気軽に相談できるように、若手社員と顔合わせの機会をつくっておくとよいでしょう。

最後に、気づいたことはその場で指導。

  • できていることは、小さなことでもほめる。
  • できていないことを見つけたら、その場で指導する。
    -挨拶は大きな声で自分からしようね。
    -忘れないように、メモをきちんととろうね。
    -廊下やトイレはお客様も使うから、私語はやめようね。

新入社員は、職場でどう振る舞ったらいいのかを不安に感じているのです。できていることは、大げさにほめる必要はなく、「できているね」だけで十分です。逆に、できていないことは、「どうしたらいいのか」「なぜそうする必要があるのか」をその場で指導します。

職場での振る舞いをみて覚える(手本を見せる、一緒にやる)新入社員が一人でやってみる(そばで見守る、その場で指導する)独り立ちする」  この流れを意識して関わるといいでしょう。

このブログを最後まで読んでくださっている方は、おそらく、上司から新入社員のお世話役やOJT担当を頼まれた方かと思います。新入社員が一番見ているのが、あなたが「本気」で自分と関わろうとしてくれているのか、です。新入社員は、至らないところ、社会人の常識から考えたらおかしいところがあるかもしれません。でも、「新入社員にこうなって欲しい」という気持ちをもち、それをことばで伝え、少なくとも3ヶ月は「投げ出さず」に、辛抱強く関わっていきましょう。

自分がやった方が早いし、新入社員は思い通りには動いてくれませんし、文句をいうこともあります。でも、そのような経験は、確実に自分の糧になると私は思います。

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