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NHK ミドルエイジクライシス・シリーズ4「産みたい育てたい-子育ては夫婦の危機? ある夫婦の育児を巡る危機とそれを乗り越える決断」で取り上げられたある夫婦とは、私たち夫婦(パパママGoodLife運営者)のことです。

NHKの記者さんは、とても丁寧に取材を重ねてくださいました。でも、番組は10分。NHKさんの企画趣旨に沿って編集されているので、仕事と子育ての両立のある一側面しか描かれていません。そこで、放映されなかった部分も含めて、仕事と子育ての両立の実態をお伝えしたいと思います。

1.息子が8ヶ月半(11月)で共働きを開始した背景

  • 4月1日からの保育園入所のため

入所できる可能性が一番高い4月1日入所を狙うのであれば、遅くとも保育園申込み期限(東京23区では12月~1月)までに、フルタイムで働いている状態をつくらなければ、選考基準の上位に入れない。

※育児休業を取得し職場復帰する人は、申し込み時点で仕事をしている必要はなく、選考基準でもポイント加算があり、有利である。

  • 夫婦ともに、雇用保険・育児休業給付金の支給を受けられないため
    育児休業給付金(厚生労働省)

夫は2年前に独立し、会社経営者となる。会社経営者は雇用保険には加入できないため、育児休業を取っても、育児休業給付金の支給は受けられない。
妻は出産後に、政府の事業仕分けによる事業廃止で職を失う。育児休業が取得できなくなっただけでなく、育児休業給付金の支給も受けられなくなった。

2.平日に子育て・家事を分担(夫2日、妻3日)することになった理由

  • 年度途中では保育園に入所できなかったため

年度途中では区立の認可保育園に入所できず、待機児童になってしまった。また、近くの認可外保育園も定員いっぱいで、預けられるところが見つからなかった。

  • 夫婦ともに会社員に比べれば、仕事時間の融通がきくため

夫は会社経営者、妻は個人事業主であるため、顧客に満足・納得してもらえる成果を出すことができるのであれば、いつ、どこで、どのように仕事をしても問題がない。

  • 妻と比べて夫の方が、顧客訪問の頻度が多かったから

3.共働きをしながら自宅での子育てをするということ

  • 仕事をしながら、子どもの成長もそばで見守ることができることは、幸せなことである。
  • 子育て担当の日は、家事と子育てをしながら、自宅で仕事をするので、子どもの機嫌や体調が悪いと、起きている間はまったく仕事ができない日もある。子どもは親がそばにいるのにかまってくれないストレス、親は仕事が進まないストレスがかかる。
  • 通常の仕事に加えて、子育てといういわば仕事が加わるので、いくら効率を追求して1.5倍の時間と労力が必要となるのは事実。気力&体力勝負である。
  • 夫婦ともに平日に仕事と子育てをする分、夫婦ともに土日も仕事をしないと仕事がまわらないため、常に仕事をしているような状態で、ある意味、不健康である。
  • 結果として、家族3人の休日というものが、ほとんどなくなってしまっている

番組では、私たちが、子育てをすることで、夫婦二人で生活していたとき以上にお互いの思いを理解しあい支援しあっていることは伝わっていると思います。それは事実であり、そのことは私たち家族にとって、とても意味があることです。

一方、今のような生活は、親にとっては気力・体力的にムリがあり、また、仕事が進まないストレスがあり、子どもにとっては親がいるのに遊んでくれないというストレスがある。ずっと続けていくのは難しいと思っています。
4月からの保育園への入所がかないそうであり、平日の昼間は仕事に集中して取り組み、夜と土日はしっかりと子どもと遊ぶことができるようになりそうです。なにより、家族3人の休日を楽しめるようになることを楽しみにしています。

仕事と子育ての両立。現実にあわせながら、そのなかで家族にとって一番最適なやり方を模索しながらの日々が続きます。私たち夫婦が苦労してきた経験があるからこそ、その大変さや支えてくれる人の大切さを痛感しているからこそ、このパパママGoodLifeで同じように苦労しているパパママの支援をしていきたいと思っているのです。

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