男性以上のビジネスパーソンとしての自覚と責任を!

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週刊東洋経済 2011年10月15日号 「女性はなぜ出世しないのか 悪いのは男?女?」

概要は東洋経済オンラインに。
→ http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/2c69b242c748de6526a5105ee3c959f6/

 編集部からのコメントを読むと「ビジネスパーソンとして、女性に欠けていることはないか、辛口の意見も盛り込みました。」と書かれています。このコメントを読まずに、雑誌を読んでいたのですが、私が気になるところに引いた「波線」は、ほぼ「辛口の意見」でした。少し引用しますと・・・

  • (P41)育休は取れる。しかし、戻ってきたら今まで以上の成果を出さないといけない。そういう風土ができればいいと思う。
     
  • (P52)「出産や育児中だから」「女性だから」を言い訳にして、仕事に対して甘えている女性がいる。意識の低い女性が女性全体の足を引っ張っている
     
  • (P52)男性社員と比べ、女性社員の傾向として当てはまると思うもの 「感情的になることがあるため話しづらい」 「昇進や昇格への意欲に乏しい」 「文句や不満を述べるので、物を言いづらい」
     
  • (P60)女性側も、30代以降のキャリアを楽にするために、20代には期待を3倍上回る結果を出す覚悟がいる。
     
  • (P71)育休、産休を十分に取って出世もしたいという、いいとこ取りは難しいと自覚するべきだ。

 ずいぶん厳しいなと思う人、当たり前だよと思う人、人それぞれの感想を持つと思います。私は、厳しいけど、「女性は男性以上に、ビジネスパーソンとしての自覚と責任を持つべき」だと思っています。

 そう思うのは・・・

ひとりの男性がビジネスパーソンとしての自覚に欠けていたときは、「あいつはダメだ」で済みますが、ひとりの女性がビジネスパーソンとしての自覚に欠けていたときには、「だから女はダメなんだ」と、女性全体が悪者になってしまうことが、まだまだ多いように思うのです。

これまで、男性と同等以上に自覚と責任を持って仕事に取り組む女性に会う機会が少ない男性がまだまだ多く、そう思ってしまうもの仕方がないかな。でも、そう言われて女性が腐ってふてくされていては、何も変わらないと思うのです。

 男性社会できた企業にとって、企業による女性活躍推進はメリットがなければ当然進みません。また、「だから女はダメなんだ」と思う人が意思決定権を持つ人に多いとすると、重いブレーキになるでしょう。男性の「聖域」だった仕事の場に女性が参戦するのですから、男性の意識改革と同時に、女性側も男性以上に厳しい目で見られていることを自覚する必要があると思います。産休・育休・育児時間は権利ではあるけれども、それは義務を果たしてきた、周囲の期待に応えてきた人のための権利なのだと思うのです。

 女性のみなさん、先輩女性が拓いてきてくれた道をもっと太くするために、もう一息がんばっていきましょう!仕事と子育てをパートナーと協力して!いい仕事と納得のいく子育てを目指し努力している女性同士で刺激を与えあって!

 ちなみに、私たちのサービスを利用してくださる方々は、仕事にも子育てにも真剣に取り組む人たちばかり。逆に、どう「力を抜くか」をご一緒に考える必要があることが多いです。そのような方々は、がんばりすぎずにがんばっていきましょう!

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