一口に妊婦健診と言ってもさまざま

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 現在、4回目の妊娠をしています。4回の妊娠を通じて、個人病院から総合病院・大学病院まで、5つの病院を巡っています。

  • 1回目(34歳)
    • 通勤に便利という理由でJR東京総合病院に通院
    • 6週で稽留流産、手術
    • 術後に違和感があり受診したところ、「そんなことで来たんですか?」と言われ、医者を信頼できなくなる。
  • 2回目(36歳)
    • 知人の紹介で育良クリニックに通院
    • 8週で稽留流産、手術
    • 信頼していた女性医師が退職し、後任の男性医師の雰囲気が合わず。
  • 3回目(36歳)
    • 知人の紹介で、習慣性流産外来がある東京大学医学部附属病院に通院・分娩
    • 16週で羊水検査
    • 38週2日で男児出産
    • 緻密な妊婦健診、豊富な情報提供、丁寧な説明などで信頼できたが、母乳育児に対するフォローがいまひとつ。
  • 4回目(39歳)

 2回流産していること、高齢出産であることから、自分の不安にしっかり応えてくれる病院・お医者さんが理想です。だから、今回も長男を出産した東京大学医学部附属病院で出産しようかなと思ったのですが、母乳育児に再挑戦したくて、日本赤十字社医療センターに分娩予約をしました。

 前置きが長くなりましたが、この過程で気づいたのですが、一口に妊婦健診と言っても、それぞれの病院、それぞれのお医者さんで、何を診るのか(診られるのか)、何を妊婦・夫婦に伝えるのか、そして料金まで、まったく違うのですね。こればかりは、通院してみないとわからないし、私のように比較する機会がない限りはわかりませんが・・・

  たとえば、東京大学病院では10週位の妊婦健診で、「NT(頸部浮腫)の発見→超音波による臓器・骨の詳細診察→染色体異常や臓器異常の可能性の説明」に進みました。そんなことまで分かる、説明されるとは想像もしていなかったので、かなり動揺したことを覚えています。そして、医者からは説明はなかったのですが、こちらから羊水検査の依頼をし、検査を受けました。

 今回の妊娠では、個人病院で20週まで妊婦健診を受けてきたのですが、超音波検査は30秒程度で、いつも「赤ちゃん、元気に動いていますね。」だけで終わりでした。さらに、羊水検査を別の病院で受けることを伝えたときに、「妊娠してすぐに、検査のことを考えるなんて・・・」と非難めいた口調で言われました。

 インターネットで見ても、NT(頸部浮腫)を医者から指摘されて動揺している方、羊水検査をするかしないかで迷っている方、医者との価値観・倫理観との違いに転院を迷う人などは、たくさんいるようですね。

 医療の進歩とこれまでの倫理観との軋轢(不妊治療、遺伝子診療、出生前診断、胎児ドックなど)、高齢出産の増加、インターネットをはじめとした過剰なまでの情報(正確性に欠ける情報も)にあふれている現状から考えると、

  • 病院や医者に任せきりにせず、自分で正確な情報を得ること
  • そのうえで、「最大限、どんな情報が分かるのか。そして、そのなかで、どこまで自分たち夫婦は知りたいのか。知った後、どうするのか。」を夫婦で話し合い、病院・医者に伝えること

 そうすることで、できるだけ妊娠初期に、病院・医者との相性(知識・技術に対する情報提供やこちらの疑問や不安に対する対応、価値観・倫理観など)が確認できるのではないかな、と思っています。と思い、「正確な情報(かつ、素人でも理解できる情報)」はどうしたら得られるのか、と調べているのですが、感情的な情報が氾濫しすぎな印象、なかなか難しい・・・ですね。

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