「選ぶ」ということばの重さとワークライフバランスの実現

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今日は4月1日。満開の桜に真新しいビジネススーツに身を包んだ新入社員。初々しいですね!

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大学入学までと違い、正解もない、参考となる指標もない就職活動を経て、選んだ初めての仕事。

「第一希望の仕事(会社)だ!」という人もいれば、「ここしか決まらなかったから・・・。」という人もいるでしょう。でも、どんなかたちであれば、社会人としてのスタートをこの仕事・会社で切るんだと決めたのは自分です。大変なこと、辛いことはきっとありますが、後悔しないように頑張って欲しいと思います。

私は20年前に社会人としてのスタートを切りました。20年前の私は、今の私を想像もできないでしょう。でも、今の私は過去の私の「選択」の結果です。

28才のときに、人事部(研修担当)に異動になり、当時流行っていた「主体性」研修を担当することになりました。その研修のキーワードが「選ぶ」でした。自分で選んで、自分で決めて、自分でやる(選択の責任を負う)ということ

食を例に考えてみても、「選ぶ」ことの重要さがみえてきます。

  • 食べるものを選ぶ=体調に影響する
  • 誰と食べるかを選ぶ=関係の深さに影響する

生活、仕事、人生。レベル感は違いますが、選択の連続です。

28才の私は、人生経験も乏しく、人生を自分で選んできたという自覚もそれほど持ちあわせておらず、講師として「選ぶ」という責任を伝えることはとても荷の重いことでした。「与えられた講師という役割」をどうしたら全うできるかと、かなり悩みながら仕事をしていました。

そして、「選ぶ」ということばの重さを考え続けて4年
新卒で入社した会社を退職し、転職をすることを選びました。仕事でなんとかお客様の役に立てるように150%力を注いできた10年とは違う、家族をもちながら(結婚・出産)仕事に100%力を注ぐ人生を選びました。

失ったものは大きかったですが、そのかわりに得たものはもっと大きかった。子育てをしていると、自分の心・度量の狭さを日々実感させられるのは、ちょっと辛いですが(笑)。

現在、仕事に100%力を注げるのは、20代の頃に、自分にはムリ!と思うような仕事を、会社や上司が与え、応援し続けてくれたからです。これまで経験してきた営業も、研修講師も、自分であれば絶対に選ばない職種です。もっとも苦手なことだと自分では思っていたので。当時の人事、上司、職場の仲間には心から感謝しています。

そして、20代・30代の頃に一緒に仕事をした方々とのご縁が、今の私の仕事の幅を広げてくれています。

★新入社員の皆さん、就活中の学生の皆さん。

自分が思い描くワークライフバランスを実現するために一番重要なのは、会社の福利厚生や両立支援制度ではありません。一番重要なのは、自分に与えられた役割を、本気で投げ出さずに一生懸命にやることです。自分を成長させる努力をすることが、結果的に自分の人生の「選択肢」を増やし、自分が「選択」した道を応援してくれる人を増やすことになると私は思います。

★覚悟をもって人生を「選んで」活躍しているワーキングマザー・ワーキングファザーの皆さん。

がんばる後輩を応援しながら、引き続きがんばっていきましょう!

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