2015年は企業においてお節介の価値が見直された年だった!

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先日、あるシンポジウムでサントリーフーズのTOO活動の話が出てきました。隣の(Tonarino)お節介(Osekkai)おじさん・おばさん(Ojisan・Obasan)の略語です。日経新聞2015年12月18日の記事にも載っています。
 
最近、あるお客様から、冨山さんはそんなことまでしてくれるんですか!と言われ、自分はお節介な人間なんだなと思ったところだったので、”お節介”というキーワードが気になりました。
 
調べると、PRESIDENT 2015年3月16日号にも、ANAの「おせっかい文化」という記事が見つかりました。また、JR東日本がおそらく2011年に始めた声かけ・サポート運動は、2015年10月から東京商工会議所の会員企業にも広く呼びかけられています。
 
2015年は、企業において脈々と取り組まれてきたお節介の価値に、改めて光が当てられた年だったのですね!
 
お節介は余計なお世話だと面倒に思う人もいるのは事実ですし、実際、お節介が度を過ぎると迷惑になるので、個人主義全盛期にはなんとなくお節介する人が遠慮してしまう空気があったのかなと想像します。また、企業における、自立・自律というキーワードも、曲解されている組織だと互いに口を出さないという空気につながっていました。
 
でも、本来、お節介とは、相手のことを思ってする、言葉かけや行動
 
キャリア支援、OJTの根っこにはお節介な気持ちが大切だと思います。
 
相手の持っている力を信じて、気にかける、声をかける、何かすることは、相手に力を与えます。
  • あれ、元気がないな?うまくいっているかな?と、気にかけて、言葉にする。
  • 相手が必要としていればアドバイスをする。
  • 自分の経験を引き継ぐために勉強会を開く。
上司の心のどこかに、仕事だから面談をしておけばいいといった気持ちがあると、部下にも伝わってしまいます。
 
私も、お節介おばさんでありたいと思います。
 
朝の出勤時、遅刻しそうな地域の小学生に早く学校に行くように声をかけます。
遅刻することで、信頼とチャンスを失って欲しくないから。友だちと挨拶を交わすことなく教室に入り、授業はもう始まっていてついていけない。学校からますます足が遠のく。そんな子どもが1人でも減るように願って。
 
また、キャリア相談や企業研修で出会う一人ひとりの方のいいところを、気になったことを、具体的な言葉で口頭、紙に書いて伝えています。
あなたのいいところを知っている、応援している人間がいることを、元気がでないときに思い出してもらえたら嬉しいです。
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