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 先日、新日鐵住金(2019年4月に日本製鉄に商号変更)・君津製鉄所を見学してきました。まさか、製鉄所が見学できるなんて思ってもいませんでしたので、行くまでワクワクドキドキでした。

  でも、集合場所に着いても、何も見えません(あれ?と思いました)。実際の製鉄所は、バスで移動した別のエリアにあります。広大な敷地で、働く人たちもバスに乗って、広い敷地に広がる各工場等に出勤しています。日本の、世界の製造業を支える、高品質な日本の鉄。24時間、365日、働く人々がいて、支えているのですね。

 とにかく、とても感動しました!事前に申し込みをすれば、一般の誰でも見学が可能です(工場見学のご案内)。

 今回は、仕事がらみだったので子連れではありませんでしたが、中学生以下の子どもでも保護者の付き添いがあれば見学可能と書いてあります。実際、見学のほとんどの行程がバスでの移動ですが、一部、工場内の階段の昇り降りと高所からの製鉄ラインの見学(けっこう熱い)がありますので、小さなお子さんは注意が必要かと思います。特に、とにかく鉄は熱い!ので、夏場は熱中症に注意です。でも、このすごさは、子どもにはぜひ見てもらいたいと思います。

 鉄。身近なものでありながら、製鉄所はそのスケールの大きさから、とても圧倒される場所でした。基本的には撮影禁止なのですが、この一番大きい、シンボリックな第四高炉だけは撮影可能です。鉄を運ぶためのタンクに、どろどろになった真っ赤な鉄を流し込んでいる様子が遠目に見えます。

高炉全景

 溶かしたどろどろの鉄はタンクに入れられ、電車で運ばれていきます。この電車は、見学場所からそれなりに遠くを走っているのですが、通ると熱気が伝わってきます。運転士さんは絶対に熱いはずですが、なんともない様子で電車の近くを歩いていて驚きです。

高炉電車

 第四高炉見学後、製品ラインを見学したのですが、人がいない自動化された工場でこれまた驚きました。熱いので真っ赤になった鉄が板状になって、段々と伸ばされていく工程を見学するのですが、離れているのに、ものすごく熱いです。昔、人が作業していた時代は、働いていた人も大変だっただろうと思います。自動化された工場の大型機械は、日本の大手メーカーの機械でした。これもまた、すごい技術力ですね。

 後日、某鉄鋼メーカーの元秘書の方から、他の製鉄所ですが、事故により殉職された方々を祀るお墓?碑?もあると伺いました。社長もお参りされるとのことで、そういった方々のおかげで、今の日本、今の暮らしがあるのだと改めて感謝しました。

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