違和感を覚える”ことば”を大切にする

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世の中には、かっこいい”ことば”があふれています。読んでいる分にはそれほど気にならないのですが、それを自分で使ってみるとしっくりこないことが私にはよくあります。

生真面目すぎるんだよなぁと自分で自分の性格が嫌になることもありますが、、、キャリアコンサルタント・研修講師としての私のこだわりは、「自分が経験したこと、実感していること以外は言わない」「自分が思ってもいないことは言わない」「”ことば”や説明に違和感を残さない」ことです。

社内異動で研修の企画・講師をしていた20代後半、会社や研修の中にあふれる、「構築」とか「明確化」といった”ことば”に、違和感をもっていました。でも、どんなことばを選んだらいいか、それ以上に自分の”ことば”に入れ替えて受講者に伝わるのかが不安で、仕方なくそのまま使っていました。

(余談ですが、そういった違和感の積み重ねで、キャリアコンサルタントを目指して転職をすることにしました。)

もちろん、組織の方針などにおいては、「構築」や「明確化」が適切なこともあります。でも、組織でも個人でも、「構築」や「明確化」の前に、「探索」や「言語化」するといった、曖昧、混沌なプロセスがありますし、そのプロセスこそが大切です。と言い切れるようになったのは、40数年の人生の積み重ねでしょうか(笑)

まだまだ至らないことはありますが、自分が使う”ことば”は大切に選んでいます。そして、相談者や受講者の方々が使う”ことば”にも、その人以上に敏感でありたいと思っています。

「その”ことば”をどのような意味で使っているのか?」「なぜその”ことば”を選んで使っているのか?」等を大切に紐解いていくと、本当の気持ちや解決を妨げていた原因が少しずつ見えてくる。そう実感しています。

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