発言小町:共働き総合職辞めたいが・・・掲載コメント以外のあれこれ

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2021年3月5日 読売新聞夕刊8面「発言小町 共働き総合職辞めたいが・・・」に取材コメントを掲載していただきました。迷っている、悩んでいるこの相談者(トピ主)だけでなく、同じような悩みを抱えて頑張っている人にもメッセージが届くと嬉しいです。

まず取材の感想⇒記者さんが同世代のパワフルな女性でお話しているだけで、元気をいただきました。お互いに働き続けてきた同志みたいな気持ちも湧いてきました。私たちの世代(1970年前後生まれのベビーブーマー、40代後半)はまだまだ結婚退職する女性が多い時代でしたので、働き続けてこられたことは自分の意思だけでなく周囲にも恵まれていたと思います。

では、平成・令和の時代。結婚退職が減り、M字カーブ解消などと言われています。出産しても働き続ける制度の導入が進んだから、もう大丈夫でしょ!環境が整ったのだから、女性自身が頑張って!と言えるのか、というと新たな悩みと苦労があるのです。それは、女性自身だけで解消できるものではありません。←ここがポイント

この相談者(トピ主)は、会社・職場で期待され、仕事での成長機会を得て、責任感をもって仕事に取り組んでいます。多忙な業務のなか、会社の同期と結婚したのですね。仕事はつらいことも多く、「辞めたい」が本音とも言っていますが、わかるなーその気持ち(私も経験あり。私は上司と相談したり、転職活動もしてみて、その後7年も続けましたけれど。)。

詳しい相談内容は、「発言小町(読売新聞が運営している掲示板) ⇒ https://komachi.yomiuri.co.jp/  総合職女性の寿退社って」で検索してみてください。ちなみに、この発言小町という掲示板。批判を含む多角的な意見が次々とコメントで書き込んでもらえるので、自分で決められる人にはすごくいい!ダイバーシティの点でも学び多いですね。

話を戻しまして・・・ 相談者(トピ主)さんと直接お話したわけではないので、取材コメントは公式な見解ですが、以下、感じたことを主観で。キャリアコンサルティングでも求められていないときに主観を伝えることはありませんが、ここは敢えて伝えたいことを伝えます。

  • 忙しいので辞めます!パートナーとの幸せな時間のために辞めます!と言えたら楽になれるかもしれないのに、それができない。周囲への人への感謝の気持ち、仕事や後輩女性たちに対する責任感もあるのでしょうね。その考え方にとても共感しています。責任のある仕事を任せてもらえるようになったからこその新しい悩みですね。周りの人のことを考える女性の方が辞めてしまう率が高いという実感は私だけなく管理職からも聞きます。
  • パートナーは辞めて家にいることを望んでいます。この女性も同感と言っています。ある種の思い込み(アンコンシャスバイアス)がないか、たくさんの女性の参考になると思うので、この相談者さんのお考えを聞いてみたいと思っています。ブログを通じて、実際に会えてお話を聴けたら嬉しいな。
  • 仕事を辞めるとどういうことが起こるか。数年先、数十年先のことも想定して、後悔のない決断をして欲しいです。専業主婦になっても、転職して責任の軽い仕事を続けることになっても、現在の忙しい仕事を続けて夫婦の時間が少なかったとしても、どんな選択をしても後悔のない決断をして欲しい。
  • キャリアコンサルタントとして相談を受けるなかで、「専業主婦になったことを後悔している女性」「専業主婦になった(もしくは責任の軽い仕事から抜け出せなくなった)ことで自信を失ってしまった女性」「新しい一歩を踏み出すことに勇気がもてない、応援者を見つけられない女性」に数多く出会ってきました。だから、敢えて私の主観ですが、「辞めないためにできることはなにか」を、とにかくパートナーと考え尽くして欲しいと願います。

それぞれの女性が、正解のない重たい悩みを一人で考えるのは荷が重すぎる、女性自身だけで解消、解決できるものはありません。荷が重すぎる、第三者の考えも聞いてみたいと思ったら、ぜひご連絡ください。【決めるキャリア (株式会社これあらた提供)】

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